浴室乾燥機は意外に電気代がかかるので使いすぎには要注意!

浴室乾燥機家電の電気代節約

高層マンションなどでは外で洗濯物を干せないことから浴室乾燥機がついていることが多いですが、多用すると電気代が多くかかります。浴室乾燥機にどれくらいの電気代がかかるのか、ほかの乾燥方法にかかる電気代との比較、電気代の節約方法について紹介します。

浴室乾燥機にかかる電気代

浴室乾燥機の電気代を計算するために、まずは電気代の計算式を紹介します。この計算式を使えば浴室乾燥機以外の電化製品の電気代も計算できますので、ぜひ覚えておいてください。

電気代=消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代(円/kWh)

浴室乾燥機の消費電力は1200W前後、乾燥にかかる時間は3時間で、1kWhあたりの電気代を27円/kWhとすると、1回乾燥させるのにかかる電気代は、

1200÷1000×3×27=97.2

と計算できます。毎日浴室乾燥を利用すると、1か月で2,916円、年間で35,478円かかる計算となります。消費電力が1200Wというのはドライヤーと同じくらいなので、洗濯物を乾燥させるために3時間ドライヤーを当て続けているイメージです。

ほかの乾燥方法にかかる電気代

洗濯物を乾かすには、浴室乾燥機を使う以外にも洗濯乾燥機を使う、除湿機やエアコンの除湿機能を使うといった方法があります。ほかの乾燥方法にかかる電気代はどれくらいなのでしょうか。

少々古いデータですが、東京電力が様々な電化製品を使った室内干しで乾くのにかかる時間とコスト(電気代+水道代)を計測しています。その計測結果は以下の表のとおりです。

乾燥時間コスト
ヒーター式洗濯乾燥機2:1763.1
衣類乾燥機2:2962.5
ヒートポンプ式洗濯乾燥機2:0934.7
エアコン2:4633.6
エアコン+扇風機2:0027.2
コンプレッサー式除湿機3:4925.1

この実験によると、コストの面ではコンプレッサー式の除湿機が有利で、乾燥時間の面ではエアコンと扇風機の併用が有利という結果となっています。

なお、試算条件等は東京電力による発表を確認してください。少し古い実験結果(2006年、2007年に実施)なので、現在は乾燥時間がより短く、コストがより安くなっている可能性が高いですが、傾向としてはあまり違いはないでしょう。

浴室乾燥機の電気代節約方法

浴室乾燥機は電気代が多くかかります。浴室乾燥機を利用する場合は少しでも電気代を節約するために以下のことに気を付けてください。

  • 浴室内に水分が残っていないようにする
  • フィルターを掃除する
  • 気温の高い日中に使用する(電気の契約プランによる)
  • 電力会社を変更する

浴室内に水分が残っていないようにする

浴室内に水分が多く残っているほど乾燥に時間がかかってしまいます。そして、乾燥に時間がかかるほど電気代も多くかかります。浴槽にお湯が残っている場合はふたをする、壁や床に水滴がついている場合はふき取るなどしてできるだけ浴室内から水分を除きましょう。

フィルターを掃除する

エアコンと同じように浴室乾燥機もフィルターが目詰まりすると効率が落ちて電気代が多くかかるようになります。説明書などを読んで適切な方法・頻度でフィルターの掃除をするようにしましょう。3か月~半年に1度の頻度でのフィルターの掃除が推奨されている場合が多いようです。

気温の高い日中に使用する

気温の高い日中に使用したほうが使用時間を短縮でき、電気代を節約できます。ただし、オール電化住宅など昼間の電気代が高く、夜間の電気代が安い料金プランで契約している場合は電気代が安い夜間に使ったほうが良いでしょう。

電力会社を変更する

電力自由化によって地域の電力会社よりも電気代が安い電力会社が多く登場しています。電気代が安い電力会社と契約することで浴室乾燥機のみならず家全体の電気代を節約することができます。

電気代が安い電力会社を探すには比較サイトを使うのが便利でお得です。数多くある電力会社を簡単に比較でき、さらに比較サイトを通して契約することで公式サイトでは行っていないギフト券のプレゼントなどを受けられる場合があります。有名な比較サイトは以下の3サイトです。特典や掲載電力会社が異なる場合があるので、時間がある場合は3サイトとも利用してみるとよいでしょう。

代表的な電力会社比較サイト

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