ENEOSでんきへの切り替えはお得?メリット・デメリットを紹介!

疑問を持つ女性電力会社変更

関東地方の人はENEOSでんきのテレビCMを見たことがあるのではないでしょうか。一番有名なのは東京ガスだと思いますが、ENEOSでんきもガソリンスタンドでのもとからの知名度も合わせてかなり有名なほうだと思います。東京電力からENEOSでんきに切り替えるのはお得なのでしょうか?ENEOSでんきのメリット・デメリットを紹介します。

東京電力からENEOSでんきへの切り替えはお得?

ENEOSでんきは東京電力エリアで切り替えることができる電力小売サービスです。東京電力からENEOSでんきに切り替える場合、電気代はお得になるのでしょうか?ENEOSでんきの料金単価表を東京電力の従量電灯B/C(契約を切り替えていない方の多くが契約しているプラン)の料金単価表と比較します。

区分ENEOSでんき東京電力
基本料金10A280.80円280.80円
15A421.20円421.20円
20A561.60円561.60円
30A842.40円842.40円
40A1,123.20円1,123.20円
50A1,404.00円1,404.00円
60A1,684.80円1,684.80円
6kVA以上
(1kVAあたり)
280.80円280.80円
1kWhあたりの
電力量料金(従量料金)
最初の120kWhまで19.52円19.52円
120kWh超過300kWhまで24.09円26.00円
300kWh超過分25.75円30.02円

上料金単価表を見ればわかる通り、ENEOSでんきの基本料金は東京電力の一般的なプランと同額で、従量料金の単価も同じか安くなっています。つまり、東京電力から切り替えて損をすることはないということです。

さらに安くするなら「にねん とく2割」

東京電力からENEOSでんきに切り替えることで多くの方が電気代を安くすることができますが、「にねん とく2割」を適用すればさらに安くすることができます。契約してから2年目までは1kWhあたり0.2円の割引、3年目以降は1kWhあたり0.3円の割引を受けることができます。

ただし、2年契約の自動更新になり、契約から23か月目、24か月目の更新月以外で解約した場合は税込み1,080円の解約金が発生するようになります。携帯電話のような高額な解約金ではありませんが、2年目までの契約は累計で5,400kWh以上、3年目以降の契約は累計で3,600kWh以上使っていないと割引額より解約金のほうが大きくなってしまいます。

いくら安くなる?

ENEOSでんきに切り替えることで電気代がいくら安くなるのかは公式サイト上の料金シミュレーションで知ることができます。例えば、現在の料金プランが東京電力従量電灯B、40A、東京都、一戸建、40A、2019年1月の電気料金が10,000円という条件を入力してシミュレーションしてみると、年間で3,005円お得、にねん とく2割を適用すると3,591円お得という結果が出ました。

Tポイントかガソリンの割引でもっとお得

ENEOSでんきは2年契約による割引だけでなく、電気料金の支払いでTポイントがたまったり、ENEOSカードでの支払いでガソリンがリッター1円引きになったりします。その他、提携カードでの支払いでたまるポイントが増えるという特典もあります。ただし、これらの特典はどれか一つしか適用されません。

ENEOSのガソリンスタンドをよく使う場合はガソリンの割引、ANAカードでマイルをためていたりビューカードでポイントをためていたりする場合は提携カードでの支払いでポイントの増加、それ以外の場合はTポイントをためることを選ぶのが良いと思います。Tポイントは税抜200円につき1ポイントたまります。

2019年4月から関西でも供給開始

2019年4月1日から関西電力エリアでも電力供給を開始します。一般の家庭向け(従量電灯A相当)の関西Aプランと商店・事務所・飲食店向け(従量電灯B相当)の関西Bプラン、低圧電力相当の関西動力プランがあります。

一般の家庭で契約することが想定される関西Aプランと関西Bプランについて、関西電力の従量電灯A・従量電灯Bと料金単価を比較します。

関西Aプラン

区分ENEOSでんき関西電力
最低料金(1契約につき最初の15kWhまで)279.82円334.82円
1kWhあたりの
電力量料金(従量料金)
15kWhをこえ120kWhまで19.94円19.95円
120kWh超過300kWhまで23.56円25.33円
300kWh超過分26.31円28.76円

関西電力の従量電灯Aから切り替える場合、使用量にかかわらず電気料金が安くなります。ENEOSでんきを提供するJXTGエネルギーによると、電力使用量400kWh/月の家庭が切り替えた場合、年間で約8,410円お得になります(にねんとく2割を含む。2019年2月時点、消費税込み)。

関西Bプラン

区分ENEOSでんき関西電力
基本料金1kVAにつき373.24円388.80円
1kWhあたりの
電力量料金(従量料金)
最初の120kWhまで15.98円17.59円
120kWh超過300kWhまで19.30円20.82円
300kWh超過分21.52円23.77円

関西電力の従量電灯Bから切り替える場合、使用量にかかわらず電気料金が安くなります。電力会社を切り替えることで損はしたくない、確実に電気料金を安くしたいという方にお勧めです。

ENEOSでんきのメリット・デメリット

ENEOSでんきに切り替えることによるメリット・デメリットを紹介します。

ENEOSでんきのメリット

損をすることはない

東京電力や関西電力の標準的なプランからENEOSでんきに切り替えることで電気代が高くなることはないというのが1つのメリットです。高くなることがないので電力会社を安心して切り替えることができます。また、電気使用量が多い場合の割引率は新電力の中でもかなり高いほうです。Tポイントの付与も合わせてかなりお得に使うことができます。

駆けつけサービス

電気がつかない、電球を交換してほしい、コンセントが使えないといった電気のトラブルを無料で解決してくれます(電球の交換は年3回まで、管球は事前に準備が必要)。高所(2.5m以上)の作業や追加の部品が必要な場合などは費用が発生しますが、30分程度の作業は無料で対応してくれます。普段は使わないかもしれませんが、万が一の時にあると安心なサービスです。

Tポイントが東京電力よりためやすい

東京電力でもスタンダードSなどの自由化後に登場したプランに変更すればTポイントをためることができるのですが、税抜1,000円につき5ポイントという割合です。還元率としては0.5%と変わらないのですが、ENEOSでんきは税抜200円につき1ポイントなので端数が無駄になりにくいです。

ENEOSでんきのデメリット

使用量が少ないとあまり安くならない

ENEOSでんきの電気代は毎月の使用量が120kWh以下の場合、東京電力の従量電灯Bと同じ額となります。関西でもそれほど安くなりません。また、120kWhより多いとしても使用量が少ない方はもっと節約額が多い電力会社があります。一人暮らしなど使用量が少なめの方はほかの電力会社も探してみましょう。ほかの電力会社を探すには以下の電気料金比較サイトを利用すると便利です。ギフト券のプレゼントなども行われています。

代表的な電力会社比較サイト

供給地域が東京・関西電力エリアのみ

ENEOSでんきの供給地域は東京電力エリア(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、静岡の富士川以東)と関西電力エリア(2019年4月1日以降)のみです。その他の地域ではENEOSでんきを使いたくても使うことができません。これで一番困るのは、にねん とく2割を利用していて転勤等で東京電力エリア外に引っ越す場合です。供給エリア外に引っ越すので解約せざるを得ませんが、解約金が発生してしまいます。

※ご契約期間中に解約・割引の廃止をされた場合には、割引のご加入年数に関わらず、解約金は1,080円(税込)です。(更新月を除く)。お引越しによるご契約廃止等(当社供給エリア外へのお引越しを含みます)、お客さまの個人的な事由による中途解約の場合であっても解約金が発生いたしますのでご注意ください。お引越し先でも引き続き「ENEOSでんき」をご利用いただく場合には解約金は発生いたしません。

https://www.noe.jxtg-group.co.jp/denki/benefit/longuse.html

まとめ

ENEOSでんきは東京電力の従量電灯B/C、関西電力の従量電灯A/Bから切り替えても損をすることはありません。使用量が多い方はむしろかなりお得な部類です。気になる方はシミュレーションをして節約額を確認してみましょう。

また、もっとお得な電力会社を探したい、切り替えでギフト券などのプレゼントをもらいたいという方は以下の電気料金比較サイトを利用してみるとよいでしょう。

代表的な電力会社比較サイト

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