食品の温めや解凍など電子レンジは日常でなくてはならないものです。しかし、電子レンジは消費電力が大きくて電気代が多くかかるイメージがあります。実際のところ、電子レンジにはどれくらいの電気代がかかるのでしょうか?電子レンジの電気代について紹介します。
電子レンジの電気代は1分0.5円
電子レンジの電気代は1分あたり0.5円ほどです。これは、電子レンジの消費電力を1200W、1kWhあたりの電気代を27円として計算したものです。
電子レンジ1分間の電気代:1200(W)÷1000×1/60(時間)×27円/kWh=0.54円
また、一般財団法人 省エネルギーセンターが実施したアンケートをもとに、実際の使用状況に近い形で計算された電子レンジの年間消費電力量は約60kWhです。1kWhあたり27円とすると、電子レンジにかかる年間の電気代は約1,620円です。
電子レンジは消費電力が大きめですが、使用時間が短いのであまり電気代がかからないことがわかります。
500Wなどの表記は消費電力ではない
電子レンジで温める場合、500Wや1000Wなどの選択をするかと思いますが、この数値は実は消費電力ではないのです。500Wの設定で温めていても消費電力は1000W以上かかっています。それでは、500Wなどの数値は何を表しているのかというと、温めるエネルギーの強さを表しています。正確な用語では定格高周波出力といいます。温めるのに使われるエネルギーを表していて、電子レンジのファンやターンテーブルなどを動かすのに使う電力は含まれていません。
出力の数値が合わないときはどうすればいい?
商品のパッケージに書いてあるWの数字と家庭にある電子レンジのWの数字が合わない場合、温める時間はどのように設定していますか?多くの人は大体の感覚で設定しているかと思いますが、実は必要な時間を正確に求めることができるのです。
それは、「商品に記載の時間×商品に記載のW数÷実際に温める電子レンジのW数(出力)」です。例えば、1500Wで30秒の商品を出力500Wの電子レンジで温めるのに必要な時間は、30×1500÷500=90(秒)です。
野菜の下ごしらえに電子レンジを活用しよう!
野菜の下ごしらえに電子レンジを活用することで光熱費を節約することができます。例えば、野菜を煮込むときに事前に電子レンジで火を通しておくと、煮込む時間が短くなるし、さらに煮崩れも起こりにくくなります。
省エネルギーセンターによる、100gの食材を1リットルの水(27℃)に入れて沸騰させて煮る場合と、電子レンジで下ごしらえをした場合の比較の測定値は以下の通りです。(365日、1日1回)
食材 | ガスコンロ | 電子レンジ | 節約額 |
---|---|---|---|
葉菜 (ほうれん草、キャベツ) | 年間約1,500円 | 年間約360円 | 年間約1,140円 |
根菜 (ジャガイモ、サトイモ) | 年間約1,710円 | 年間約590円 | 年間約1,120円 |
果菜 (ブロッコリー、カボチャ) | 年間約1,640円 | 年間約410円 | 年間約1,230円 |
電子レンジの電気代節約方法
電子レンジは電気代がそれほどかからないとはいっても、それは使用時間が短いからです。消費電力は高めなので使用時間が長くなれば電子レンジにかかる電気代は高くなります。そこで主に使用時間を短くする方向で電子レンジの電気代の節約方法を紹介します。
解凍時間を短くする
電子レンジで解凍を行う前に冷蔵庫に入れてあらかじめある程度解凍を進めておきましょう。冷蔵庫での解凍は食品にダメージを与えにくいのでお勧めです。
食品を置く場所に気を付ける
ターンテーブル式の電子レンジはターンテーブルの端のほうが温まりやすく、回らないものについては真ん中のほうが温まりやすくなっています。食品を温める際に、電子レンジの庫内に置く場所を気を付けることで、思ったより温まっていなく再度温めるということを防ぐことができます。
庫内を掃除する
電子レンジの庫内は定期的に掃除をしましょう。庫内が汚れているとその汚れにも反応してしまい、温めの効率が落ちてしまいます。また、温めの効率が落ちるだけならまだしも発火の原因にもなります。電子レンジの庫内は定期的に掃除を行うようにしましょう。
まとめ
電子レンジは消費電力は大きめですが、使用時間が短いのであまり電気代がかかっていません。下ごしらえなどにうまく活用すれば光熱費の節約にもつながります。
電子レンジの電気代を節約したいのなら使用時間が短くなるような工夫を行いましょう。特に庫内の定期的な掃除は発火事故を防ぐためにも大切です。また、記事内では紹介していませんが、電力会社の変更でも電気代を節約できます。電気料金の比較サイトを利用して電気代が安い電力会社を探してみましょう。
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